Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①  


こんばんは!27日(火)は北日本から東日本で広い範囲で雨が降るでしょう。

所により雷を伴い激しく降る見込みです。
西日本は概ね晴れますが、午後は雲が広がりやすく、所によりにわか雨や
雷雨がありそうです。南西諸島は曇りや雨となるでしょう。


訪れるのは北アルプス、燕岳(つばくろだけ)。
槍穂高の絶景を眺めながら縦走を楽しむ山旅です。

清流沿いに
稜線を目指す

雪解け水が育む夏の花々

白亜の奇岩を彩る
可憐な花

そして山頂の大展望へ

              北アルプスの女王
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                 燕岳

安曇野平(あずみのだいら)を見下ろすように聳え立つ北アルプス、常念山脈。

*この番組は2019年9月に放送したものです

その北側に位置する燕岳は、花崗岩で出来た美しい山容から
北アルプスの女王と呼ばれ、登山者に人気の山です。
JR大糸線、穂高駅から車で30分余り。
常念山脈への登山口、一ノ沢でガイドさんと待ち合わせ。

〇一ノ沢

こちらの方かな?

おはようございま~す。

ガイドさん「おはようございます」

高木さんですね?

〇登山ガイド 高木律子さん

「はい、登山ガイドの高木です。
 え~と、今日からよろしくお願い致します」

このコース、何が見どころですか?

「え~と、やっぱり今咲き始めた沢山の高山植物と、
 あと雄大な山岳展望が見どころです」

夏の燕岳を目指す一泊二日の山旅。
一日目は沢沿いの道を常念山脈の主稜線へ。
そこから縦走を開始。
可憐なコマクサを楽しみます。
大天井岳(おてんしょうだけ)直下の山小屋で一泊。
山頂で夜明けを迎え、燕岳山頂へ。
大展望を堪能します。

帰りは合戦尾根を下り、中房(中房)温泉へ。
全長およそ20km、中級者向けのコースです。

「じゃ準備はいいですかね?
 じゃ出発しま~す」

よろしくお願いしま~す。

午前6時しゅっぱ~つ。

「しばらくはずっと沢の横を歩いて行くので、
 沢の音を聞きながら、涼しく歩けると思います」

*撮影:7月中旬

出発からしばらくは広葉樹の林の中。

この辺りはまだなだらかですね。

「この一ノ沢ルートは始めは勾配が緩いので、
 あのウォーミングアップしながら進むことが出来ます。
 ちょうど今、木洩れ日があの気持ちいい感じですね」

ほんとだ~、気持ちい~。

出発から30分、あれ?高木さんどうかしましたか?

「ここちょっと雰囲気のいい所出てきました。
 え~と、古池といいます」

へぇ~、古池ですか?
道のそばに池があるんだ。

「一見、池に見えるんですけども、流れ来る川があって、流れ出す部分があって、
 そのお陰で水がいつも澄んで綺麗です」

〇古池

池じゃなくて川なんだ。
透き通った水に緑が映って綺麗。

古池を過ぎてしばらく行くと、沢が目の前に。
空気がひんやりして涼しい。

水の流れ、結構激しいですね~。

「ほんとは雪融け水だと思うんですけれども、
 あの上部の方で、まぁ湧き水とかもある程度混ざってるかもしれません。
 この後山麓にえ~、流れた後、え~千曲川、さらに信濃川と名前を変えて、
 最後は日本海に注いでいます」

日本一長い信濃川もこうした流れが幾つも集まって一つの川になってるんだな。

出発から3時間程、だいぶ勾配が急になってきたな~。

あっ、雪だ。

「こっから上部、凄くV字が深くなっていて、残雪がまだあります」

あまり陽の射さない谷間では、この時期でもまだ雪が残ってるんだぁ。
近くを歩くとひゃっこい。

「あの~、雪渓から流れ出る冷気があの結構空気を冷やして
 ひんやり感じると思います。
 こっから階段になります」

わぁ~、結構急だなぁ。

この階段が無かったら登るの大変だったでしょうね~。

「はい、え~とこの区間、あの胸突八丁(むなつきはっちょう)という
 名前が付いています。
 え~と、階段が良く整備されていて歩きやすいんですけれども、
 あの何せこう急勾配なのでここは息を上げずにゆっくり歩いて行きましょう」

今回はこの辺りで終了と致します。
次回は胸突八丁を登って行きます。






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