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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 172 気持ちを聞けた

最近、子供にも子供の意地というか、プライドというか。一人前じゃないけど、子どもなりに人にみくびられたくないというか、理想的な自分でいたいという気持ちがあるんじゃないのかな、という事に気づけた。なんだか嬉しいやら心配やら。面白いやら。子供は子供だから、子供なのだけど、自分に恥ずかしいところなんて無いと思われていたいというのだろうか。そんな自我の確立、自分の立場を誇示したい気持ちというものが、あるんだな~とフムフムです。人間って面白い~と興味津々です。子供って子供なりに何もできないと、思われたくない!という考え方があるときもあるんだな、と。
 というのも、どうやら、「お友達とどうだった」といつものように聞いてみると、「…」となぜか無口になる。あ、これは何かあったなと思うので、「何も悪くないよ。わかってるよ」と安心していいからお話してねと誘い水すると、子供が「あのね…今日、お友達とおもちゃで遊んでて、お片付けしようという時間にお片付けしなかったから、お友達のおもちゃを片付けたの。そしたらお友達に、嫌いっていわれた…」と悲しそうに言ってきた。なんだか切なくなった。そんな事があったら、そんな事をそうだったと言えばいいのに、お母さんが特別大丈夫だよという安心言葉をかけなかったら、こんな事を誰にも言わなかったんだろうなと思うと、切なかった。この子は本当に大丈夫なんだろうか…と。まぁ、いつかは大丈夫になっていくんだろうと思うけどね。
 「あらまぁ~そうなの、ごめんねって魔法の言葉だよ。そう言ったら嫌いになっても仲直りできるよ」と、自分からごめんねって言うんだよ、と教えてあげると
「うん…そのあとね、お友達にごめんねって言われた」っていうんで、あらまぁ心配した程じゃないのね~と思ったので
「そう、じゃごめんねって言われたら、いいよ~って次からいうんだよ、そしたらもう喧嘩おわりだね」
って言うと、
「うん、だからね、ごめんねって言われた時、私はいいよ、って言ったの」
って言ってたので、驚いた。そんなにできてたんだ…と驚いた。凄いと思った。自分の子供の時と大違いだった。子供の時は思い通りにならなかったらキレまくって、いいよごめんねなんて通じなかった気がする…という気がしてたんだけど、子供の場合はどうやらごめんねもいいよも言えてるらしく。驚きました。
まぁ、これは、子供の言葉から聞いたらという事で。実際に現場を目撃していた第三者から見たらまた違う言い方見方ができるんだろうな、という気がします。子供自慢してるわけじゃなく、自分と子供が、同じ年に、全く違う事をしているという事を主張したかった。それに私はおお…と生命の神秘というか、感動というか。
子供が、そんな何かそういう嫌いとか言われた事を、とても気にしているんだなというのが、よくわかった。ので、
「もし嫌いって言われて仲直りができなかったら、一人でいてもいいんだよ。それは悪い事じゃないよ。今日は仲直りできてたみたいだけどね」
と、とりあえず対処療法で、不安を消す教育というのか魔法というのか暗示というのか催眠というのか、洗脳というのか。いいのかなと思うけれど、解除もするつもりなので、これくらいの親補正はやっとこうかなと思った。すると、子供は安心しあたらしく
「あのね、私はね、一人で遊んでいるととっても寂しいんだ。」
って、すごく人間として普通に健康で愛らしいことを言ってて、なんだかもう、孤独になれた大人は神々しい…とさえ思うんだな~子供のこういう寂しいとかいう感情が。
「大丈夫だよ~大丈夫大丈夫」と、テキトーに受け答えすると、
「お母さんは大丈夫なのっ!?」と驚く子供
「うん。お母さんはそういうの大丈夫だよだから大丈夫」
とテキトーにとりあえずまず強くあれという教育をする。でも子供は「それにはおうじられぬ~…」みたいな不服そうな顔をしていた(#^^#)ま…そりゃそうだわな。できるならお友達と一緒に遊びたい。そんな健やかな子供が凄くカワイイ。それに、なんだか「お友達に嫌いって言われた」という事実が、恥ずかしいやらみじめやら…という雰囲気を出していた子供だったので、そういう社会性、社会的な場所で自分の立場をどう認めてもらい、どう自認し、どう考えるかのようなものを、幼いなりに肌で実感しながら、その厳しさを学んでいるんだというのが、よくわかりました。子供が本当にそんな事らを真剣に自分の意地を通しながら考えているのか、よくわかりました。
 今日はたまたまというのか、いいお話を聞かせてもらい、まぁよかったね、という話で終わったけれど、これからほんとに変なガチガチな喧嘩の話とか聞かされるのだろうか。ヒヤヒヤするな。でもその度に、私は子供に「そんな年でそんなに考えてるなんて」と感動する気がする。もう既に今ですら「そんなに真剣に…」と感動しまくっているのだから。子供は、子供なりに自分の人生自分の考え自分の立場自分という性格を凄く真剣に考えている。そして認めてもらいたがっている。自分の考える理想がある。そんな気持ちを、お話していて感じました。うまい事立居ふるまう、という事はできないでしょう。子供なんですから。でもそのうまくできない時も、というよりもそんな時こそ、頼ってお話して欲しいですね。ただただカワイイと思うんだけど、いろいろ気持ちを安心させないとそんなお話してくれない、プライドのたか~~~~~~~~い子どもに、なんだかおかしいやら、頼もしいやら。嬉しいやら。そわそわやら。プライド高いな~というかわいさったら。
プライドが あるから強く なるのかな
なんだかもう、フランス貴族めざしちゃいな。とか、他人事のように。




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