家で一番裾の長いドレス風のワンピースに着替えて、「どう？」っていう顔して、「じゃ、お母さんは召使役をしてね！」と、お姫様と召使役のごっこ遊びをしようという。召使、ここにきてください！とか言ってる。一生懸命丁寧な言葉遣いでごっこ遊びしてくれる。面白い。おうちにいる時、別に外出するでもないけど、おしゃれに着飾って楽しそう。でも、「かわいいね～～～」というとし～～～～～～～ん…として何も聞こえてないかの様にする。かわいいとか今言うなや…空気読めよお姫様ごっこやでぇ…と怒ってたのか。私に召使役をとことん演じろという無言の圧力を感じた。皇族の人たちの無言の微笑みがすべてを物語るかのように荘厳なように、お姫様を演じる時の子供も、無言の雄弁というものを体現していたのでしょうか。すごいな。高位に属する人間の、無言のプレッシャーを演じてこそ、お姫様ごっこという事でしょうか。そんな高度な演技をしていたのでしょうか私たちは。

毎日かわいいと言って育てたけど、毎日かわいいと言って育てた結果、かわいい～～と言ったらしらける。という結果になった。こうなってしまったのは私のせいなのですね。かわいいとか言うなや…といいたげな無言の圧力に、かわいいと言ってはいけないのかな。という気分になる近頃。

お姫様　みたいなドレス　着たいんだ

おうちではお姫様ごっこ。