Nicotto Town


かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 258 凄い人はわからない。

子供と夫と一緒に入ったレストランで、お店の新聞読んでたらベルサイユのばらの作者の偉大な漫画神が歌手になってました、という記事をみて夫と一緒に「えっ?」ってびっくりした。やっぱり凄い人の気持ちわからない。私。凄い人は凄い人の気持ちわかるのかもしれません。同じレベルだから。でも私凄い人の気持ちわからなかった。スゴすぎる人はやっぱり人生のステップが斜め上すぎますね。びっくりした。あの女の子全員一回は読むみたいな漫画家なら、「あのベルサイユの作家の新作」って銘打った作品出しただけで絶対売れるんじゃ?って夫にきいたら、「新作でたら読む?」って聞いたら「絶対読む」って言ってたくらい、普通に凄い漫画家なのに、漫画家なのに、漫画家だったのに、今は歌手らしい。え?って思った。普通にイラスト集とか出しただけで売れそうなのに。なぜそんな過去の功績に頼らない新たな茨の道に突き進んでるんだこの大先生?????とわからなかった。漫画家で成功して名前売れても、作品売れても、漫画の新作作って売る事は儲からなかったという事????と聞いてみた。どうなのかわからない。それとも、私たちもう若くない人がベルサイユ凄いと思ってるだけで、若い人は違うのだろうか。そうなのかも。でも普通に漫画が好きだったら、昔の名作って言われたら読むし、また池田先生の作品は普遍的な面白さがありますよね。だから、お金儲けしようと思ったら、絵かけばいいのでは…と思ったんですが、偉大な作家は違った。歌うたってた。つまり、池田先生という人物は、お金儲けをしたいと思ってない人なのかもしれない…。夫と一緒に、パニーニを食べながら、そんな話をしていた。子供はポテトをかじっていた。ハリポタみたいに次々作品作って売れまくったらお金もっと儲けられるのではと思っていた私は浅はかなのか。というか、他人の金儲けをあれこれ詮索するってのもまた、本当自分が卑しいですけども、でも、そんな私と違うのが池田先生だった。私は偉大なる作家と殿様商売にならず、新進気鋭の歌手として一からリスタートするその姿勢は一つの道を極めた者ならばなおさら過酷な道と知っているはず。なのにそんな道を突き進んでいる人。凄すぎ。やっぱり成功する人は違うな…。と歌手活動をしているという現代の英傑譚をついつい話し込んでしまったけど、よく考えたら、私がこの人凄いとか成功してるとかなんとかいってる話って、夫はどんな気分で聞いてたのか。私は別に面白い人の凄い話と思ってたけど、男の人が耳にする話としては、もしかしたら複雑だったかも。興味なさそうだった。子供はまだそんな大人な話がわかっていなかった。ポテトをかじっていた。すぐ商売の金額を考えた私はなんて夢がないんだろう。きっと池田先生は悠々自適にひとつの自分の仕事の成功後の人生を趣味にいそしみ楽しんでるんだろう。そんな人の歌声って、私みたいに「…これをしたらイクラ…¥」とか考えてるような人間と違って、きっとさわやかでのびやかに違いない。芸術ってそんな人の中から湧き出て欲しいような気もします。そんなこんなは、夫は特に興味なさそう。やっぱり女性が成功してる話って、男性には興味薄いというか、嫌な話だったのだろうか。特にそういうつもりで話したわけじゃないいんだけど。夫も漫画が嫌いじゃなく好きなほうな人だから。にしても、あんだけ売れて成功してもそれにすがらないってのはなんだか。勿体ないというか。才能ある人がその才能をいかさず歌うたってるの見るの、なんだかとっても。でもま、本人がそれが楽しい好きっていうならそれが一番いいのかもしれませんね。
子供に、何かさせようとする時の気持ちと、子供が何かをしたいという気持ち。その時の悩みに近いような。いや、ジャンル違いか。まぁどうでもいいけど、ベルサイユは面白い。アンドレに心惹かれる。




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