「わ～なにこのひと～へんなまゆげ～」

って言う。イモトアヤコさんの黒塗りまゆげをみて、子供は楽しそうに笑った。無邪気だけど、子供のこういう無邪気なの怖いな～…と思った。

「世の中には、ひとに楽しい気持ちになってもらうために、へんてこなことする人いるんだよね～、ひとに笑ってほしいな～って思ったんだとおもうよ～。そういうおしごとのひとなんだよ」

って言っといた。そしたら子供は「ふ～ん？」っていう感じだった。人の容姿をへんだといえるほどの美女だったらいいけど、残念ながらうちはそういう他人様の容姿をどうこう言える家系じゃないとおもうんで、そういう風にいっといた。サーカスのピエロのように、へんてこな恰好をしたりする仕事があるんだよ～と、教えといた。そういうふうに、へんなお顔したり、へんなことしたりする仕事になりたい？ってきいたら、「やだー」っていうんだけど、私的にはそういう仕事はなりたくても才能がないとできない系の凄い仕事だと思っていたので、なんだか…子供にそういうとこをつたえたかったんですが、子供はまったくの無遠慮の考えなしに、自分の考えが正しいという感じのそぶりだった。

イモトアヤコさんの髪型、おしゃれなショートなので真似したいと思ったんですけど、眉毛も真似したら、子供がやだーっていうのかもしれないので、それは真似しないでおこうと思った。真似したいんだけどね。でもイモトアヤコさんがやったら芸人さんで稼ぎになるからいいけど、稼ぎにもならないのに私がやったら私ってヤバイ人ですよね。ガチのへんな人になってしまう。