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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ  387 まだ知らない系のひと

自分には未熟で、まだ幼い部分がある、ともうアラフォーになってしまったのに、おぞましいことに、おそろしいことに、そう感じてしまう日がある。おいおい。アラフォーで「私って幼稚なのぉ~」はもう、許されないだろぉ…と、自分でもちょっと冗談じゃなくて、切実にそれはいかんと切迫感を持っている。


でもまぁ、実際、ほんとに、残念ながら、かわいそうとは思えないですけど、どういうわけか、そういう大人になりきれてない大人というのは、私をはじめ、しばしばいるのだろうと思います。

なぜ、この人はこんな事をするのか?


周囲をぐるりと見まわして「あの人、どうしてああなのか、どうしてあの人はああなのか」という疑問が沸き起こるじゃないですか。もし、何もかもを悟っていて、「あの人は、〇〇だから、ああなのです」と、快刀乱麻の受け答えができる大人、そんな人を大人だと思います。でも私にはそういう受け答えができません。できる人って凄いな、そういうのを、悟ってるっていうのかな。悩みとかなくて、むしろ悩んでる人を救ったりできそうって思います。

人間はやっぱ経験という貴重でかけがない財産を年齢とともに培うので、「あの人どうしてああなのかしら系」の質問に高齢者の答えというのはとても人生に役に立つ。頭がいい人のことは知らないけれど、どっちかというと悪いほうの私にとって、まだ知らない事が多い私には、もう知ってる事が多い先輩というのは、頭がよく見えます。

まだ知らない系の人ってかわいい

昔、自分の親に「なんであの人ああなのか」という話をした事がある。すると親が、「もしかしたらやりたくてひどい事してるわけじゃないんだよ」というんですよね。若い時は「ええ?全然理解ができない」と思ってたけど、なんだか最近少しづつ意味を理解し始めてきたかもしれない。でも、そういう人間のコアコアな、情動的な、そしてどっちかといえば、暗部の、そういう人間性の謎みたいなものって
知らない人のほうがいいですよねぇ…。なんだか、過去の「なんでなの?なんでなのか」って言ってた自分自身に、ピュアでかわいくて抱きしめて「悩んでるなんてカワイイ」って叫んであげたい。若いころの自分のことが、すっごく大好きなんですよね。年取ったら。最近。いまそういう段階にいる私です。


私も、大きくなった娘の相談に乗りたいなぁ。そんな事ができるのだろうか。悩み相談されたら、悩みなんか聞かないで、悩んでるのかわいいかわいいって褒めまくりそう。そしてキレられるやつ。




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