Nicotto Town


キラキラ集め報告所


ニコッとタウンにあるキラキラを何処で手に入れたかの(ほぼ毎日)報告。あと、ニコッと関連の話をいくつか。

フェイトブレイカー! 第一章1

爽やかな秋風が辺りを吹き通った。
“賢者の国”とも呼ばれるイルミナへと向かう隊商の者達にとって、
その風は、歩き通しの一行にとって一服の清涼剤でもあった。
そんな中、最後尾を歩く一人の少年が問うた。
「誰か教えてくれ。あとどれぐらいでイルミナに着く?」
「…そう...

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フェイトブレイカー!序章5

-そして。陽暦1205年9月20日その夜、アロウは塔の屋上に出て、満月の夜空を見上げていた。
月やその周りで輝く星々。
“吸血衝動”が湧き上がる危険はあるものの、
アロウはその光景が大好きなのだ。
幸い、今日はそれは湧き上がる気配はない。
「-綺麗だな。夜空の星々も、満月も」...

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フェイトブレイカー!序章4

『7歳の満月の夜の惨状』
フェムトはその出来事をこう名付け、明くる日にアロウに尋ねてみた。
アロウは「覚えてない」と真顔で答え、師匠から事情を聞かされると
「ごめんなさい」と涙を流した。
その日からフェムトは、日々彼の成長ぶりを書き綴るようになった。
(後にこれは『フェムト・レポート』として、賢者の...

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フェイトブレイカー!序章3

「…それから先は覚えてません。ただ、逃げるのに必死で…」
「そしてここに辿り着いた訳じゃな」
フェムトの言葉にリトルスノーは頷いた。
そして、目を伏せ俯いたまま、彼女は言葉を続ける。
「私がもう人間じゃない事はわかってます。
 そしてもう元には戻れない事も。
 でも&he...

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フェイトブレイカー! 序章1

此れは今ではなく、ここではない世界の物語。
煌々と満月が夜空に輝くある夜。
古びた塔の前で激しい戦いが繰り広げられていた。「…爆ぜよ!」
灰色のローブに身を包み、銀でできた杖を携えた老人が叫ぶと共に、
入り口前の空地の一部が轟音を立てて爆発し、
無数の骸骨兵を文字通り粉砕させた。その老...

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