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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 343 死に際の遺言

今の夫と結婚した理由のひとつに、夫のお父さん、義理のお父さんに会った時、なぜかわからんが信用してもらって(なぜかは本当にわからん)
「息子をたのむ」
と言われた事もある。まったく好かれる服装もせずに挨拶に行って、感じのいい挨拶もしなかったから、「こんな女はダメ」と文句言われて別れられる!みたいな気持ちがあって会いに行ったのに、逆に別れられなくなってしまう事を言われるという。まさに墓穴を掘ったわけだった。
 義理の父が死んだ後も時々、「こういう人だった」と知らないところから教えられたりして、どういう想いで息子を育てていたのかを、偲ぶと、夫をそばから見ていて、なんとも切ない気持ちになって、色々あるけど、まぁどうにかなるようになるまで頑張るか、という気持ちになる事がある。
 自分がもう少しで死んでしまうと思った時、誰かが子供を守って欲しいと思う気持ちは、痛いほどわかる。そういう親の想いが、私みたいなのをとっつかまえて、世の中を繋いで、死を超えて、世の中の息子たちを守っているのかもしれない。夫はもうよくわからんけど、連綿と関連しあう世の中で、子供を育てるという人類の連帯作業をしている中で、子供を頼むと言った義理の父の想いは、裏切ってはいけないと思う。まぁ、息子のほうでは「あんな嫁、どっかいけ、離婚だ」って思ってるかもしれない。別にそっちがそうならそれでいいんだけど…って、思う。自由奔放な命は、少年みたいな生き物は、だからこそカワイイというか、まぁそうであって欲しいというのが、本望だったりするんだけどね。




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