Nicotto Town


かきくけこのブログ。


絶対笑わせるタイプの人種

大昔、へぇ~っていうタモリさんがでてるテレビ番組で「一番面白いギャグは、真面目なサラリーマンが言うギャグ」って答えだしてた番組があった。おかたくて、真面目そうな、面白いこと言わなそうなサラリーマンがギャグを言うと、一番面白いのだそうだ。お笑い芸人がサラリーマン風のスーツを着ているのってそういう意味なのかな~とそれなりにうなずきながら番組を見ていました。


 それから十数年。私は、さらなる答えを発見した。

最近子供がいろいろなものに興味を持っていると夫(神)と話していた時だった。「大人になっても、知らない事ってあるんだろうか」と私は夫(神)に聞いてみた。そしたら「そらあるでしょう」と言う。「そういえば、瀬戸内寂聴大僧侶が、90代だか晩年に書いた本の中で、【いまだに自分にまだ知らない事があると発見している】みたいな事を書いてあったよ、人間、90代になってもまだ知らない事ってあるのかもしれないと思ったよ~」と、何気なく夫(神)に言ってみた。なんとなく、90歳という年齢に達したら、人間ってわからない事なくなるんじゃ?と、勝手な想像をしていたんですね。でも、ほんとに長生きした人は「初めて知ったって事はある」と言っていた。それでそこに感動したと夫(神)そう言ったら、夫(神)は、
「あの人の場合、常識っていうものを知らないで生きてるんじゃ?あの年まであの人が知らなかった~っていうの、そういう種類の事じゃない?」
と、言うんですね………。

ええ……そんな?とは思ったけど、夫(神)が言う事を全否定していいのかどうなのかわからない一理あるという部分もあり、笑っちゃダメなんだけど、笑っちゃダメなんだけど、笑ってしまった…。それもしネタだとしたら、どんだけネタの仕込みに時間かかってる人命と人生かけた壮大なネタなの??って爆笑が止まらなかった。90代しか言えないほぼ一世紀という時間をかけてしかブチかませない「知らなった~」というギャグだか冗談。あまりにも嘘にしても、ちょっと…え?と、若輩者はそんな年配者のたわむれに、右往左往するしかないというこの現実に。なんだかどうだかさっぱりわからないけど、うっすら匂うウケ狙いだったらという可能性などが…もう笑いがこらえきれなかった。そして私は思った。真面目な僧侶が言うギャグが、一番面白いと。僧侶はギャグ言わないという勝手な妄信というか、勝手な思い込みが…。思いもよらない角度で差し込んでくるお笑いパンチがクリティカルヒットしてしまい、笑いが止まりませんでした。
それにしても、夫は、瀬戸内寂聴僧侶のことを、生前から死後にもわたり、あまりいい印象を抱かない。という良識的な常識人である。また、そういう夫だからこそ、夫の言う言葉に、私はいつも面白い面白いと笑わせてもらっているのかもしれない。
 笑っちゃダメだ…とが我慢しようと思ってもこらえきれず笑わせてくれる、そんな超強烈ド級のお笑い爆弾をかましたいと思ったら、お笑い芸人じゃなくて、僧侶になるというのが実は正解だったのかもしれない…と、なんていうモラルを問われそうな日記なんだろうと思う日記を今日は書いてしまった。




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