Nicotto Town


かきくけこのブログ。


中国人のおばあちゃんのほほえみ

よく行くチャイニーズ(?)のお店で中華食べてたら、お正月が近いという事で、水餃子をサービスして頂いた。


「中国人、正月ぎょうざたべる、日本人は何?もち?」
っていうので、そうそう、おめでたい正月は餅、と言うと。
「そういう感じで、中国人、水餃子たべる、よければどぞ」

って言われたのでありがたく食べた。美味しかった。お店にでてない餃子だったので、なんだか本当に家庭で作った餃子のおすそわけだったみたい。餃子の皮がプロ級だった。中国人の嫁になるには、あんなに美味しい水餃子を作れないとダメなんだなとプロ級の美味しい水餃子食べて中国の家庭のレベルの高さを感じた。

おもわぬおもてなしに、感謝をとおもって、学生時代のなまかじり中国で

「ぎょうざ很好吃,谢谢」
っていうと、何だか生暖かい優しい目でおばあちゃんがただただほほ笑んでいた。なんとなく、日本の皇后さまがほほえむような、しとやかなほほえみで、ギャルののりでまじありがてえ~の感謝を述べた私はちょっと恥ずかしくなってしまった。子供っぽく見えてるかもなと。
言葉は通じたのか通じてないのかよくわからなかったが、たぶん発音が全然違うので、全然通じなかったのだと思う。中国人の発音へのこだわりは日本人が思うよりも強いといつも思う。というか、発音にあんまり関心がないのが日本人という気がする。世界的に。

特別サービスをしてもらうのもうなずける。来年からお店の子供とうちの子供が同じ学校に通うので、少なくないご縁を感じるのだった。子供同士は国なんか関係なくとても仲が良く、子供らしくはしゃいでいる。中国の娘さん育ちのよいお嬢様な感じのする令嬢なかんじなので、うちの子と遊んでいただいて…となんだか不安しかないですが、親の不安をよそに、子供たちは楽しそう。楽しいならそれが一番いいのかなと思いました。 


財源廣進
正月だからなのか、お店に「財源廣進」と漢字で字が書いたかけじくが。これはまぁ、読んで字のごとし、おめでたい金運のラッキーチャームという感じ。中国ではこう言われてるのか~とか思ってたら、よ~く見るとその掛け軸の書を書いたのは、日本人?っぽいんですよね、書き下しにひらがなが書いてあった。…??どういう事。と。日本人が書いた中国の格言の書を中国人が飾ってあるのか…。となんだか逆輸入というの。中国にいる日本人の仕業か?海外にいる日本人野郎の恐ろしい有能さにいつもドキドキしている。
 「廣」という字には、「黄色」の黄という字が入っている。黄色といえば、僧侶では最高の位が着る色。そして金運というなら、金色や黄色は金運によさそうな色である。廣の字というのは、慶事にまつわる場で好んでよく使われているような良い印象があります。拡散、広がる、広いみたいな意味があるというのですけども、英語でいえばextendとか、expandというところか。日本語より英語訳のほうがしっくりくるという気がする。
 例えば自分の子供に名前をつけるとき、名前の文字に願いを込めるように、人の想いが漢字一文字に詰め込まれている事がある。廣という字が出てくるとき、けっこうな頻度で人類の英知を感じる瞬間であります。黄色という色は最高僧の着る色というけれども、最高僧がいる場所といったら昔でいえば比叡山、比叡山といえば、碩学の比叡山とか頭がいい人がいると言われていたらしい。廣の字がでた時、たった一文字からどんどん歴史が噴出してきます。この字がでてくると、面白いですよ。




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