空蝉橋にて(爪の汚い女)
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最終の山手線内回りで大塚駅に帰り着く。疲れている。北口から出て左の方向を...
ひとまず
龍一と箭兵衛は二人(一人と一匹)で住む小屋を作り上げた。それぞれの個室も設け、最低限のプライヴァシーは尊重された。
だがその日、うかつな事に、箭兵衛は昼食の用意が出来たことを知らせに、ノックもせずに龍一の部屋を開けた。
一匹のドラゴンが震えながら、いや、細振...
今もどこかに(多分)生存している女性ドラマー(のはず)だ年齢不詳、かつ面(顔)が詳細に割れて(知られて)いないだから追いかけようも無く、調べようも無く、ツキウサギよりも知られていない所詮、wikipediaは、覚悟を決めた存在からはフリーでいられるツールに過ぎない
彼女は理...
「なあ、お前は男なんだろう?」箭兵衛は、そもそもの疑問を龍一に投じた。
龍一は人型の形態で、札幌黄を頬張りながら、わざとじらした。「どーっちだと思う?」明らかに機嫌が良く、楽しんでいた。生命感に満ち溢れていた。
場所は新日本大陸の、カリフォルニアに近い、復興途...
今もどこかに(多分)生存している女性ギタリスト(のはず)だ年齢不詳、かつ面(顔)が詳細に割れて(知られて)いないだから追いかけようも無く、調べようも無く、ナキウサギよりも実在性が無い所詮、wikipediaは、覚悟を決めた存在からはフリーでいられるツールに過ぎない
ところが...