原発廃炉で電気代二倍
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- 2012/11/27 04:10:10
東京電力の電力使用率が限度近くまで上がっておりまして、冬場の需給状況は厳しいようです。
以前、エコキュートを勧めに来た営業マンは原発が無くても夜間は電力に余裕があるから大丈夫と繰り返しておりました。
最近、渡辺満久東洋大学教授をテレビで何回も見るのですが教授が言うには関西電力の原発は活断層の上に建設されているそうで、この説が事実ならば、大飯原発は廃炉決定になります。
そうなれば関西電力は大飯原発を解体処理する事になり、莫大な処理費用を負担します。
つまり毎年大規模な損失が発生し、債務超過になります。
普通の会社なら、ここで倒産ですが電力会社は倒産しません。
しかしながら、株の配当は出ませんから株価は東京電力のレベルまで落ちることでしょう。
燃料費等で電力会社はすでに大赤字なので、電力の値上げを申請しております。
関西電力の夜間の料金も上がるわけでエコキュートの方が経済的という、あの営業マンの話は成り立ちません。
原発があるから夜間の電力需要確保のためにエコキュートを安くしていたのであって、それがないなら夜間も割高な火力発電を使うことになり、電力の割引なんかできるわけがありません。
断層の追加調査で活断層だと結論が出れば、関西電力のダメージは大きく、即刻深夜割引制度はなくなるでしょう。
オール電化の家だろうと電気代の大幅値上げで関西の人間は、1年中節電を強いられるでしょう。
かくして関西電力は日本で一番電気代が高い電力会社になるわけです。
下手すると、廃炉費用で電気代倍増という話もありまして、電気代値上げで関西の工場は全て他所に引っ越す可能性もあります。
日本は東京電力の経営努力によって不完全な原発を動かしたおかげで袋小路に入り込んだようです。
(再生可能分野の)一企業がどんなに努力しようと、所詮はコスト優先ですねぇ^^;
結果、こんなことに。あんなにすばらしい資源はないと思いますが、今現在は
悪魔の産物ですねぇ。
ジョンさん:原発の安全基準を電力会社の都合で下げたのが致命傷だったようです。