年末の仕事はこんな感じ
- カテゴリ:仕事
- 2014/12/28 07:49:40
プログラマーの開発環境は劣悪で机が狭い、コンピュータの台数が足りない とか、とにかく仕事しにくかった。
通勤距離は遠いし給料安いわ仕様追加、変更は日常茶飯事だし。
ファイルに入れたデータは消えるし、客は怒り出すし。
徹夜続きで休みもなし。
最悪なのは作ったシステムが事故で全部消える事もある。
それは稀だけど完成したプログラムが数本消えたなんて事もあった。
システム納品したら客の会社が倒産したとかで、料金払ってもらえなかった とか。
そうなるとこっちの会社まで連鎖倒産。
契約時に約束した金が勝手に減らされるなんて事もあった。
追加の仕事が入っても、その分の金は払われない。
下手すると常務がタダの仕事を引き受けてきて社員に押し付けるなんて事もあった。
税務署が調査に来て脱税しているか調べられたこともあった。
実際、不思議なぐらい儲かってなかったように思う。
会社規模の割りに納税する金額が少ないから疑われたのだろう。
年末の追い込みの時に不慣れなコンピュータでプログラムを作るのだけど、基本的なところでつまづく事が多々あった。
社内で仕事のやり方を教育する、なんて考えも無く全てOJT。
OJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)の本来の意味はWIKIで調べてもらうとして、実のところは現場に放り出して分からないことがあったら聞け、というような無責任な新人教育方法である。
年末年始は客先は休みなので大型コンピュータが使えない。
間に合わない時はどうするのか。
そこで信じられないような無茶苦茶なやり方が提示される。
とにかく仕事を間に合わせれば済む話だが、効率とは無縁な職場にウンザリ。
年末突入で大晦日まで働かされそうな仕事があった。
その時は割り当てられている仕事以上に、押し付けられないように警戒した。
仕事ができなきゃ正月でも働いてもらうというような無法な職場だ。
頼まれていた仕事は完了しました、なんて報告しようものならすかさず別の仕事を押し付けられる雰囲気だった。
それが出来なきゃやっぱり正月も働いてもらう という無法ぶり。
社員のやる気を引き出すというより、奴隷労働の搾取でしかない。
がんばって仕事を終わらせたら帰れる、じゃなくて仕事がさらに増えて永遠に帰れないのだ。
そうやって仕事を処理しても給料に反映されるわけも無く。
いくら働いても一緒 という風潮は社内の雰囲気を悪くしてくれる。
大半の人間が大阪の客先?で自分の机も確保できず、端末も足りない環境でヤイノヤイノと仕事していた。
これに混じったら、会社で年越しになる可能性は高かった。
場合によっては終電にも乗れず泊り込みである。
それを警戒した私は本社の方で専用回線を使い仕事していた。
客先なんかに行ったら上司に捕まって、仕事を完了しようとも帰れないのは確実。
という訳で本社の方で好き勝手に机や端末使って仕事をやった。
上司は「一人やったら仕事に詰まった時に、助けてやれんぞ」などと言っていたけど、余程難しい仕事でもない限り自力でやり切れないようなプログラマーは辞めたほうがいい。
めでたくプログラムは完成したけど現場の責任者が、動作確認するのが遅い。
仕方ないので数時間待ったが、とうとう雪まで降り出したので無理にでも確認してもらい帰宅した。
後にも先にも、その時だけは要領よく仕事から抜け出せた。
自分だけ別行動なんて、この時だけで後はもう集団の中で仕事をやりきるしかなかった。
仕事が終ったら次の仕事持ってこようと待ってるなんて早く終らせていいのか悪いのか?こまりますね
ブログがいっぱいあるから前のネタ使ってるかどうかも分からない
よほど印象深い(毎年の)年末だったんだね ><