墓場鬼太郎「コッペパンのためだ」
- カテゴリ:アニメ
- 2015/08/13 20:26:55
ゲゲゲの鬼太郎の前の作品、墓場 鬼太郎の迷セリフ
「コッペパンのためだ」
子供に受けるからと正義のヒーローになる前の鬼太郎は自分の食事にすら苦労する貧乏暮らしだった。
とは言えゲゲゲの鬼太郎も貧乏ではあった。
さて正義の味方じゃない墓場 鬼太郎は妖怪から借金を取り立てる危険な仕事に出向くことになった。
墓場 鬼太郎は平和には全く興味が無く、金がなければ妖怪でも生きていけないという夢もロマンもない生活だった。
http://blackbell.sakura.ne.jp/xyz/2008/02/hakabakitaro06.html
「命がけて借金の取立て?そこまでして何故?」
「それはコッペパンのためだ」
そこで背景は戦場になる。
http://s2.gazo.cc/up/32433.jpg
第二次世界大戦を漫画に描くのは現代の自主規制出版社では難しいだろう。
作者の水木しげる先生は長らく貸 本などで僅かばかりの金を得る貧乏暮らしを続けてきたが、戦時中は陸軍兵士として前線で戦っていた。
機銃掃射を左腕に受け、切断。
復員したものの片腕の漫画家として漫画を描いたが、人気なのは戦場漫画ばかりだった。
このため水木しげる先生の貧乏生活はいつ終わるとも無く続いた。
墓場鬼太郎も受けない漫画だったが徐々に名前が売れ出した。
ここら辺から、怖い妖怪よりも読者に受ける可愛い絵柄を漫画に描くように努力していった。
とうとう天下のマガジンに「テレビくん」という可愛い絵柄の漫画を描いたところ、人気が出た。
以降、水木しげる先生は週刊漫画に連載する人気漫画家として、収入を増やした。
1970 年には連載が11誌。
普通の漫画家なら死んでます。
そう言えば巨人の星を描いていた漫画家 川崎のぼる は余りの忙しさに食事もとれず、とうとう栄養失調で倒れた。
当時、人気作家は週間漫画を何本も掛け持ちで描いており現代では考えられないハイペースで連載していた。
話の構成として面白くするというのが難しいわけで
一番楽しいのは 小説を書いているとき
だ そうだ 趣味と 儲けることが 一致 うらやましい。