昔の職場はこんな感じ
- カテゴリ:仕事
- 2017/08/20 08:41:22
日常生活を送っていると時々、前に働いていた会社の常務がいたら何て言うかなと ふと思う。
こっちが必死に仕事している時に度々常務は考えなしの発言を差し挟む。
1:節約理論
2:プロ意識を持て
3:スケジュールは守って当たり前
4:一回分かりましたと言ったら質問するな。自分で考えろ
5:会議でしっかり話しあって解決策を出せ。ただし結論は俺が認めるモノ以外駄目
6:会社の付加価値を高めろ
7:独自性と発想の転換
大体、こんな感じかな。
お題目ばかり先行して仕事を進める上では邪魔になるような決め事ばかりだった。
仕事をする上で助けになる助言ならまだしも邪魔にしかならないというのが常務の発言だ。
スケジュールが遅れて困っている時に「全員で会議を開いて解決しろ」と言い出したら時間の浪費でしか無い可能性が高い。
理想論と現場での仕事は違うという当たり前の事実を常務は意識的に無視していたのだろう。
プリンターの紙やインクリボン、筆記用具、コピー用紙など業務をやっていると消耗品が減っていくのだが
「余計な在庫を持つな」という常務の理屈は在庫切れによる業務の停滞を全く恐れていないと言うより
仕事が遅れたら、遅れたで「お前らが残業して取り返せば良い」ぐらいにしか考えていないのだろう。
コンピュータのプログラムはバックアップを取っておくべきだが、大抵の職場が開発中のシステムを保存しようなどという気の利いた事はしない。
だからもしHDDが破損したら、全てが終わりのような気がするが
MMORPGでもシステムと客のデータを同じサーバーで管理した上にバックアップを取っていなかったので、サーバー破損でMMORPGの全てが消失したという事件を聞くと
「どこの会社も同じようなものだな」と皮肉的な気分になる。
サイボウズのファーストサーバ障害事件などは他人事ではないのだが未だにコンピュータ業界はバックアップにかける金を惜しんでいるのだろう。
あの常務ならば
「バックアップで保存したデータも同時に吹っ飛んだら、保存している意味などない」などと皮肉ることだろう。
「そやけど、そんなん無駄やでぇ」と言うのが口癖で金がかかる事はとにかく嫌がる人だった。
他社の人間を呼んで会議するからと、有料の部屋を借りると「カネがかかる」とケチをつける事だけは達者だった。
社内の清掃、整理整頓が出来て初めてまともな仕事になるとは社長の論だが、
毎日机の上に何も載っていない状態にしてから帰れという命令は朝になると
仕事道具をまず並べるところから始める作業を強要することになりはしないだろうか。
マウス一個3000円だが、それを買うのに一々「稟議書を出せ」と言っていた社長の頭は、一回原子炉に放り込んだほうがまだしも正常に機能しそうなものだ。
「会社が駐車場を借りてくれれば通勤が楽になる」と後輩が要望すると社長が血相変えて怒鳴り込んできた時は、ウンザリさせられた。
社長の娘と結婚した常務の息子が大学卒業したので、こっちの会社に就職させると聞いて
会社は社長一族の私物なのだという事が分かる。
仕事が忙しいからと新幹線を使ったら経理担当の社長夫人が部長に苦情を上げるわけだが
仕事をしている社員が、無限大のサービス残業をしていれば、そもそも新幹線など使わずとも遠方の客先に移動できるという理屈は
社員が仕事のためには人生全てを捧げるべしという企業論理を感じさせる。
移動に時間がかかるのならば、ノートパソコンでも支給してくれれば助かるけどなぁとは言え、そんな物を買う金もなし。
そもそも端末の数が少ないから仕事ができないのだが、1人一台の端末など望むべくもないという状況は
戦時中の「欲しがりません勝つまでは」という標語を思い出させる。
何やら職場が戦時中の雰囲気ですらある。
「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」と旧日本軍は木製の飛行機を作り出したが、ジュラルミンの時代に複葉機時代の牧歌的な飛行機を飛ばそうというのだろうか。
汎用機の性能不足は当時、結構 深刻な問題だったように思うが
汎用機を買う客の予算で開発環境が決定されるのだから、性能が悪い汎用機でも我慢するしか無い訳だ。
スケジュールが遅れている最中に「コンピュータの性能が悪いから仕事が進まない」などと言おうものなら
お前の所の会社は欠陥品を売りつけたのかと、客が怒り出すのだから困ったものだ。
業務に使う予定の汎用機を開発に投じている訳だが、現在運用中のシステムの改造作業となると状況はさらに複雑だ。
運用中のシステムの横で開発作業を平行しているので、コンピュータはフル回転だが月次処理となると開発作業が中断させられたりで状況はさらに悪化する。
仕方ないなぁと休憩していると「プログラマーが休憩所で遊んでいるぞ」と苦情を上げる客はサイコパスなのだろうか。
会社を辞めて何年かしてから考え直して
「やっぱりあの会社、無茶苦茶やなぁ」と思ってみても、現在でもその会社が存続している様は驚異的ですらある。
ところが議員になった途端にバッシングで本業のワタミグループの売上が激減。
場合によったら議員を辞めてワタミグループ建て直しを優先すると公言するなど、
そもそも国会議員になった目的が不明な人ではあった。
これはYahoo!知恵袋で質問する奴等に言いたいですね質問のLV低い。
5:会議でしっかり話しあって解決策を出せ。ただし結論は俺が認めるモノ以外駄目昔のワタミ
思い出します渡辺美樹あの顔で(笑)あいつ何様や(笑)
品質では負けませんという会社が倒産したり
案外、強い武器を持っている会社のほうがあっけなかったりする。
その会社は続けているんですね(^_^;)
まぁ 業種は違えどうちも似たようなもんだ
さすがにサービス残業は大っぴらには良しとしてないけど
結果としてそうなってるケースはあるしな。
それでも仕事が終わらないし、評価も下げたくないから
みんなやるんだけどねー。
社長一族が牛耳ってる会社とか
なんかいろいろいやだわ。