最悪の一日
- カテゴリ:日記
- 2018/11/28 03:04:13
祖母が一日中、台所で「あいたー、あいたた」と痛がっている。
なんでも、右下腹部が痛いだの腰が痛いだのと言う割に、どう痛いのか確認すると
「なんともないで」と前言撤回する。
そして、また一日中「あいたー、あいたた」と痛がるのだ。
この場合、盲腸の可能性はないだろうか。
祖母は15年前だったか、盲腸の病気で手術するのかと思いきや、薬で散らすという当時すでに一般的だった盲腸対処法で治療していた。
このため祖母の盲腸は依然として内臓器官に内蔵されている訳だ。
盲腸というのは機能がない器官だと言われているが最近の研究では盲腸にも何らかの機能があると言われている。
いずれにせよ盲腸がある限り、虫垂炎に発展する可能性はゼロではない。
もし盲腸が激痛の原因だったら、傍観していることは愚の骨頂であろう。
しかし医者に行きたがらない年寄りを病院に連行することは、なかなか難しい。
****病院に盲腸の診察ができるか問い合わせるが医者が居ないとかナントカ言って診療拒否するのが****病院のいつもの対応である。
****病院ほど頼りにならない救急病院も他にあるまい。
しかしながら盲腸で手術となると入院するので、家から近い****病院の方が都合が良い。
いずれにせよ、再び電話をして盲腸の診察ができるのか問い合わせる。
何とか内科の診察が可能だと言うので午前中の診療時間に診察してもらえるように手配したが、祖母は病院に行かないとか着替えるとか騒いでいる。
という訳で強制連行で病院に連れて行く。
すると****病院は症状が整形外科なのか内科で診察すれば良いのかと迷いだした。
この時の右往左往で私は祖母を何度となく整形外科と内科の間で往復させるのだが、診察の待ち時間の間に祖母がトイレに行くこと4回だったか。
病院に行くとトイレの回数が異常に多くなるわけだが、診察の待合スペースとトイレは距離があるので、こっちはイライラさせられる。
ともかくCTスキャンと血液検査の後、整形外科で診察してもらえたのは2・3時間後だったか。
盲腸は血液検査で診断できるが、血液検査の結果が出るのに凄い時間がかかる。
整形外科の見立てでは骨盤の軟骨がすり減り炎症しているのだろうと、即断した。
何度となく激痛に襲われるという症状も軟骨の炎症で説明がつくらしい。
だとすれば盲腸ではない訳だから、今回の診察の緊急性はなくなった。
しかしながら内科の方でも診察するという段取りになった以上、祖母を内科の前で待機させるのだけど、この時間たるや凄まじいものがあった。
とにかく整形にしろ眼科にしろ内科にしろ患者の数が多すぎるのだ。
それで診察が一向に進まないまま時間は13時になったが祖母は朝食をほとんど食べていない上に薬も飲んでおらず、診察もされないので
「もう帰る」の連呼なのだ。
ここで普通の者なら「もうすぐ順番来るから」と適当な事を言ってなだめるのだろうけど私はそういう子供だましを言うのは主義に反する。
それに診察の順番を指し示す番号表示機能が、この病院では可動していないので一体、いつになったら自分の診察順序が回ってくるのか分からない。
例えば整形外科で診察が終わった時点で、内科の診察順を都合してくれれば、すぐに診察完了で帰れるが、どうも待ち行列の一番うしろに入れられた可能性がある。
そうなると13時以降のいつ頃、診察順が来るのか分からない。
軟骨の炎症が痛みの原因だと判明した今、内科の診察が必要なのかすら怪しい。
とうとう祖母は痺れを切らせて、勝手に立ち上がり歩いて帰るぞと行動を起こした。
診察の緊急性がない以上、待っているのも馬鹿らしいとばかりに、私は祖母を車に乗せて勝手に帰宅した。
すると14時に病院から何で勝手に帰ったと苦情の電話がかかってきた。
うーん、これでかなり病院での私の評判は悪くなっただろう。
長々と待たされて、腹が減ってくると多くの日本人は自分勝手な行動をとる事があるのだなぁ。 それが私だ。
ともかく内科の診察を受けるには祖母を病院に移動させる必要があるので、内科の診察は飛ばすことにして会計処理を頼んだ。
ところが会計処理が完了したという電光掲示板には私の番号が表示されない。
****病院は無駄に近代化されており、会計時の現金の支払い処理を機械が自動的に行うが、この役立たずの機械の電光掲示板に番号が表示されない限り会計処理はできない。
17時で営業終了なので、グズグズしてはいられない。
窓口に言うと問題のある客は電光掲示板に番号が出ない仕組みだと係員が言った。
そうかい、そうかい。 私はクレーマーって訳だ。
ともかく診察代を支払って付属の薬局に行くと客が20人は待っていた。
椅子はビッシリ満席。
またもや私は待ち行列の一番うしろに並んだ格好になった。
病院の営業終了時間17時にようやく痛み止めの薬をもらい、帰宅。
まったく今日は散々な一日だったなぁ。
祖母に風呂に入ってもらおうと急かせると、祖母の説教が始まる。
病院で診察を待っている時も私は祖母に説教された。
私が信仰している神は随分と気難しい。
日本の医療は高齢化で深刻になりつつある。
背中だか 腰が痛い>< いつの間にか骨折の可能性もあるけど 今回は
立てなくなって 私も立てないということは脳出血の可能性?
面倒だから 簡単に言うと風邪からか気管支炎と膀胱炎を発症し、結構熱が出て
高熱のため立てないから今入院してるんだけど 結局抗生剤の点滴と痛み止めを
処方され 私が危惧した脳出血の可能性や圧迫骨折じゃなかったけど
後に圧迫骨折も発見されて、 今は穏やかに過ごせています 後しばらく入院生活
だけどね 現代医療もお世話になると 結構いいものですよ おばあ様健康に
過ごせるといいですね (⌒∇⌒)
近代においても医療ミスで盲腸で死んだ患者は居た。
盲腸の手術は、医者の卵にとって貴重な実践の場なのだけど、薬で散らす方法になってから盲腸の手術は極めて少なくなった。
このため経験の少ない若手の医師が、いきなり難しい手術に挑むことが増えたと聞く。
案外、最近の医療も危なっかしい。
それにしても「内臓器官に内蔵」ってww
ぷぷぷっww