小説 幼女戦記 あらすじ
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/08/23 01:35:18
神の恩寵を受けたターニャ・デグレチャフは依然として神を逆恨みし、毎日 戦争に明け暮れていた。
一向に信仰心に目覚めないターニャ・デグレチャフに腹を立てた神は、主人公を抹殺するためにメアリーという特攻バカ娘を派遣する。
このメアリーという娘、恨みだけで戦場に来たような敵討ち以外は何も考えていない特攻バカで、主人公めがけて味方の損失も顧みず、ライフルを乱射する危ない新兵だった。
戦場で戦術的勝利を重ねる主人公は帝国の国力に対し敵軍が大きすぎる事に思い当たる。
つまりは第二次世界大戦でドイツが敗戦した戦争を、今 自分が再現しているのだと確信する。
ドイツとヨーロッパ各国の戦争はソ連参戦により、ドイツ帝国の進撃が止まる。
幼女戦記の世界ではアメリカさえもドイツ軍の前に立ちふさがるのだ。
まさに世界中の国、軍隊を敵に回して戦力の損耗を繰り返すドイツ帝国。
主人公の部隊も徐々にジリ貧の状態に追い込まれ、どこで戦っても物量で迫ってくる敵軍に圧倒されつつあった。
そんな苦しい状況でも上官は包囲挟撃作戦で敵軍を撃滅する作戦ばかり押し付けてくる。
サラマンダー戦闘団は戦線各所で激しい戦闘を繰り返し、ターニャ・デグレチャフは砲弾の嵐の中をひたすら戦い抜くのだった。
当初は第203航空魔導大隊の装備は敵より優れた性能を発揮していたが、敵軍も徐々に性能を上げていった。
そして敵の物量は次々と新規の航空魔導大隊を出撃させ、帝国の魔導部隊の戦闘能力と互角の水準に上がってくると第203航空魔導大隊の性能的、攻撃力としての優位性も失われ兵士は次々病院送りか死亡。
戦力が目減りしても補充されるのは新兵ばかり。
下手をすると敵軍に包囲殲滅されそうになる帝国軍。
それでも上官は包囲挟撃作戦で敵を一掃しようと、第203航空魔導大隊を酷使する。
こうして小説版 幼女戦記は主人公が敗戦に向けて血みどろの戦争を戦うさまを描く。
最後には帝国が敗戦し、ターニャ・デグレチャフは魔道士の能力を封じた状態でアメリカに渡り生きながらえるのだった。