映画 スティーブ・ジョブズ
- カテゴリ:映画
- 2019/09/26 10:11:12
テレビで放送するからと、とりあえず録画したら すでにDVDで持っているヤツだった。
常日頃「俺には才能がある」と傲慢なジョブズはアタリ社からブロック崩しに使う基盤の部品点数を減らせないかと持ちかけられる。
ジョブズは安請け合いするが電気工作の知識がまったくないジョブズはマイコンの天才のウォズに何とかしてくれと頼み込む。
「部品点数を減らせば良いんだな」とばかりにウォズは独創的な回路を設計し、本当に少ない部品点数だけで遊べるブロック崩し基盤を作った。
ところが作りが独創的すぎて、アタリ社では量産できないから作り直しを命じられる。
困ったジョブズはまたもやウォズにもう少し分かりやすい作りでブロック崩しの基盤を作るように再依頼。
こうして無事、改造基盤はアタリ社に納品されたと。
実はウォズには回路図を書けない、という弱点があった。
伝説のマイコンAPPLEⅡの量産の時に回路図がないから試作機は動くけど量産機は動かないという問題が発生。
ウォズは対応に困ったが回路図を書ける社員が仕事を肩代わりしてAPPLEⅡは量産にこぎつけた、という。
ブロック崩しの基盤で儲けた金をジョブズは山分けだと言いながら実は大半の金を独り占めしていた。
そしてジョブズは儲けた金を勝手に農場に投資していたのだ。
後でジョブズに金を誤魔化されたと知ったウォズは随分、腹を立てたという。
当時、ウォズはマイコン(後のAPPLEⅠ)を自力開発していたが、その部品を買うのに金が必要だった。
APPLE社が作られ量産機のAPPLEⅡは多額の利益を上げていたが、何を勘違いしたのかジョブズはAPPLEⅡの販売を止めてマッキントッシュへの乗り換えを画策していた。
ところが当時のウォズは乗りに乗っており、APPLEⅡのさらなる改良を行っていた。
そしてマッキントッシュが登場するとAPPLEⅡとマッキントッシュの一体型マイコンを試作するなど、APPLEⅡのさらなる新製品を模索していたのだ。
ところがAPPLEⅡを切り捨てたいジョブズはウォズに「君の仕事はもうない」などと言い放ち、怒らせる。
当時APPLE社にはウォズ以外にも優秀な技術者がわんさか居た訳だ。
冷却問題を抱えていたマッキントッシュはトラブル続出でサッパリ売れなかった。
在庫の山を抱えて多額の損失を出したAPPLE社は、ジョブズの責任だと断じる。
ジョブズが怒って会社を出ていくと役員たちはマッキントッシュのOSを他社に販売しマッキントッシュ互換機を売らせてIBMに対抗しようとする。
ところがマッキントッシュ互換機の登場はAPPLE社の純正マッキントッシュの販売不振を招きAPPLE社の収益は下落。
いよいよ経営が危なくなるとジョブズに帰ってきてくれと頼むようになる。
ジョブズは気まぐれに社員を次々、首にしたし素人のくせに基盤の設計に口出しして現場を混乱させるなど、APPLE社にとって 果たして必要な経営者だったのだろうか。
初代マッキントッシュが抱えていた冷却問題にしても冷却ファンを付ければ問題は解決していたはずだ。
ジョブズがうるさいコンピュータは嫌いだからと冷却ファンを一切、搭載させなかった事がAPPLE社の経営不振を招いたことは想像に難くない。
そしてジョブズが2011年に死んで数年経つが、APPLE社の株価は数倍になった。
新型Mac Proをジョブズが見たら、どう言うだろう。
新型Mac Proを中国で量産化すると言っていたAPPLE社は方針を転換しアメリカ本国で量産すると計画変更した。
ベースモデルは約65万円。
ジョブズは他人を使いシステムをデザインする事で製品を作り出していった。
ジョブズを知っているものは、常に彼を非難した。
どの製品でも売ると言うのが一番大変で
ジョブズと言うカリスマはその売る事に特化していた方だと思います。
今年に入ってから株価を順調に伸ばしている事を見ると、投資家はAPPLE社の業績を良しと判断しているのだろう。
内実を知れば反感しか湧かない会社です。
とはいえ、IT系はこの手の話題に事欠かないですが。