漫画家 水木しげる
- カテゴリ:マンガ
- 2020/02/20 08:17:27
戦争に駆り出されたものの、上官からは「なぜ戦死しない」と常に睨まれていたという。
伝染病に感染後、意識朦朧で野戦病院に転がっていると空襲で戦闘機の機銃掃射をくらい左腕欠損。
麻酔無しで手術されるなど荒っぽい治療を受けた。
傷痍軍人になった水木しげるは最前線から遠ざかったが敗戦。
1946年3月、24歳の時に駆逐艦「雪風」で浦賀港に入港し、日本へ復員した。
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なんと、水木しげる は伝説の雪風に乗せられたのだなぁ。
ああ、駆逐艦 雪風よ。
雪風が最後まで生き残ったのは艦長の指揮と乗組員の技量が特別優れていたからだ、と生き残りは語る。
そして艦隊で雪風は死神扱いされる事はなかった、とも言う。
戦後、雪風が死神扱いされたというのは本を書いている人が
「その方が面白いから」というだけで創作したのだろう。
ドラマのモデルになった神山清子さんの旦那は同居していた女の弟子と浮気をして、それが原因で別居、離婚になった。
そういう意味ではスカーレットは美化されたドラマではある。
昔のCIAは有名映画監督、有名な俳優、有名な小説家など主だった文化人を一々共産主義のスパイではないか、とリストを作っていた。
そのリストに載っていないのは無名の映画監督、無名の俳優、無名の小説家など。
戦争終結を喜んだ人にも暴力行っていましたしね。
漫画家という怪しい職業のため、かなり睨まれていたようだ。
「まんぷく」のモデル、日清食品に創業者・安藤夫妻も警察に睨まれていた。
安藤 百福は物資横流し容疑で憲兵に引っ張られ拷問されたが、横流ししたのは憲兵の親戚だった。
この為、憲兵は無理やり安藤 百福を犯人にするため拷問の限りを尽くしたという。
安藤 百福は空襲の被害保証で多額の金を手に入れ慈善事業で塩を作るようになった。
出来た塩を無料で近所に配っている、その異様な善意に警察は
「こいつらは共産主義者じゃないか」と疑いの目を向けた。
塩工場を警察が監視している事に腹を立てた安藤 百福は警察に怒鳴り込み
「俺等は世の中のために塩を作っているだけだから監視するな」と主張したが、これが不味かったらしく警察の監視はさらに厳重になった。
栄養食品を新規に製造販売していたが一部従業員に奨学金を支給したことにGHQが目をつけ脱税として摘発。
安藤 百福は刑務所で強制労働をさせられる。
脱税容疑の根拠自体が怪しかったので訴訟を起こしてGHQと警察が結託して在日台湾人を陥れた、と報道され反米の機運が高まった。
この騒動でようやく安藤 百福は釈放。
アメリカや敗戦国日本はどこまで腐っていたんだ、と多くの者が眉をひそめたことだろう。