台所の水道工事
- カテゴリ:日記
- 2020/06/01 00:05:40
台所の壁付き水栓は以前、水漏れ修理工事の時に業者が水道管の接続を変えた。
それで業者が一部部品を紛失したらしい。
このため壁付き水栓の右の蓋は外れたままでミットモなかった。
水栓のハンドルのカバーも壊れていたし古いのは確か。
「壁付き水栓の交換ぐらい私だってやれるんだよ」
工場で塗布器の整備を何回もやった経験から水栓交換ぐらい簡単だと決めてかかっていた私は壁付き水栓をアマゾンで買って、自分で交換する事にした。
今にして思えば、いささか無謀な挑戦だったかも知れない。
水栓の交換工事ってほとんどやった事なかったんだよね。
アマゾンで買った壁付き水栓は、脚部分に止水栓が付いていたのだけど、別にそんなの付いてなくても良かった。
水栓に素人だから止水栓が付いている方が便利だろう、とよく分からずに選んでいた。
https://i.ytimg.com/vi/dfIswxdgRQg/maxresdefault.jpg
ネジ回し部分が止水栓。 これが付いていると、ちょっとカッコいい。
シールテープは持っていたけど、金属ブラシの小さいヤツがない。
水道管のネジ山を掃除しないと水栓を交換できないから金属ブラシを買いに行った。
これで水道工事の準備ができたけど、水道の元栓を締めて工事を始めるとトイレが使えないので祖母が寝るまで待った。
夜になって、ようやく工事を開始するけど実際には壁付き水栓を交換した事がないので、手順に戸惑う。
ナットを右に回して本体を外し、脚を回して水道管から外すのだけど固着しているから力加減が難しい。
そして壁付き水栓の脚を外してようやく自分が無謀だったと思い知る。
なんとお湯の方の水道管は壁から4センチ?は内部に入りこんでいた。
壁付き水栓の脚に水道管を延長させる部品が取り付けてあった。
お湯の水道管に接続するには延長部品を新しい壁付き水栓に取り付ける必要があるけども、それが原因で水漏れになったら大変。
壁付き水栓の脚は規格が同じなので古い方の脚を、そのまま流用する事にした。
古い方の脚のネジ山に昔のシールテープのゴミが付いているので丁寧に掃除する。
ネジ山にゴミが付いていると水漏れの原因になる。
脚のパッキンだけ新しい物と交換。
水道管のネジ山を小さい金属ブラシを回転させて掃除する。
ネジ部分に古いシールテープのゴミが入り込んでいると水漏れの原因になるような気がする。
ところが水道工事業者のサイトでは「ネジ山を掃除しろ」なんて書いてない。
「そんなの常識だろ」という事だろうか。
普通の水道管に新しい脚を取付けるが、ネジ山にシールテープを何回か巻きつける。
シールテープなしでねじ込んだら確実に水漏れになる。
その後、本体をナットで脚と接続する。
この時は間にパッキンが入っているので水漏れの心配はない。
取り付けが完了したら屋外の元栓を開いて水漏れを検査する。
検査すると言っても水道管の接続部分は壁の中なので、水漏れしていても分からない。
元栓の水道メーターを観察して余計な水流がないことを確認。
ところで深夜と昼間では水圧が違うので夜中になったら水漏れしていました、と言うことが ごく稀にある。
水道工事は難しい。
いやー、それにしても まさかお湯の水道管が壁の奥深くに設置してあったとは予想外だった。
私は水道工事をなめていたのだろう。
4センチぐらい延長しないと水栓が取り付けられないって、これは設計ミスではないだろうか。
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壁付き水栓:壁の中の給水管(ソケット)に蛇口が直接繋がっているタイプの蛇口。
1.止水栓を止める。全ての家の止水栓は家の外に設置してあるので、他人の家の水道を止めようと思えば誰でも止められる。
2.蛇口本体を壁に取り付けられている脚の金具部分から取り外す。
脚と本体は、ナットで固定されているため、モンキーレンチを使ってナットを取り外す。
ナットは自分から見て右回りに回転させないと外れない。
3.本体が取り外せたら、壁に取り付けられた脚の金具を取り外す。
脚の部分は、ネジを回しこむようにして取り付けられている。
脚の部分を反時計回りに回すと取り外せる。
何十年も固定されていたから左に回せと言われても簡単には外れない。
4.水道管の接続部分はネジになっているが、古いシールテープのゴミがねじ山に付着しており、これを放置すると水漏れの原因になる。
金属製のブラシなどで、まずは水道管のネジ部分のゴミを十分掃除する。
5.古い蛇口を取り外せたら、逆の手順で取り付け直す。
新しい脚のネジに白いシールテープを何回か巻きつける。
シールテープを巻かないと絶対に水漏れするので、水道工事の前にシールテープを持っていないと修理できない。
6.蛇口の脚と本体の取り付けは、ナットを回して固定するが、この時内部にパッキンが入っていることを確認。
パッキンを紛失していた場合、脚と本体の接続部分で水漏れする。
7.部品を取り付けることができたら、止水栓を開けてお湯や水が問題なくでるか、水漏れしていないかなどを確認して完了。
蛇口によったら止水栓が付いているのだけど、これが恐ろしく硬いので回らない。