Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


ひとまず

盟友

そろそろ書いておかないといつまでも書かないってのは世の常シリーズその②

当時の富貴堂といえば、本屋では泣く子も黙る北海道いや札幌の老舗書店だった22歳の煎兵衛は前年に北大生協や街中ギャラリーの札幌初のコミケットの真似事をそれなりに成功させ1年の雌伏の時を経て遂にマーケット関連に進出を決めたのだ
既...

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言葉と文章の覚書

朝目が覚めるオートマチックに言葉と文章は動き出し多少の齟齬はやがて溶解する
札幌市地下鉄東西線円山公園駅近くにある動物園の愛らしいアイドルたちのアイコンは通路パネルに散らばっている仕事を終えて帰路に着く際そのパネルを踏むか避けるかはときたま逡巡した

でもそんな時も私の脳内では文章が渦巻いていた歩き...

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星空のディスタンス


アーカム市のパブで彼と久し振りに逢った。彼はタコ星人なので、アクリル板一枚を挟んだ環境からその会話は始まった。煎兵衛は気体酸素依存の生物形態であり、彼は液体酸素依存の生態だったのでトランスレイトアプリの欠片達が両者の周りで光り輝いていた。

「元気そうだね、タコス、いい話はあるかい?」と煎兵衛はお...

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大逆転


リチャードクイーン警視がいつもの煩雑な仕事を終え、マンハッタンの自室に帰るなり、召使のジューナが駆け寄ってきた。

ジューナ「旦那様、エラリー様のご様子が、、、」

リチャードクイーン「どうしたんだ?」

ジューナ「朝からABEMA TVを御覧になっていらっしゃいました。まあそれはいつもの通りなの...

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三通の封じ手の謎

エラリークイーン「さて、お父さん。普段は二通の封じ手を立会人に渡すしきたりなのですが、今回なぜ藤井七段は三通を作成し渡したのでしょうか?」

リチャードクイーン「エラリー、おまえはいつでも唐突すぎる」

エラリークイーン「お父さん、でも今やN,Y,市警、いや、ユーチューブ街ではこの話でもちきりですよ...

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