Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


Immigrant Song

 学校、それも小、中学校の思い出といえば転校しかない。


U市立U小学校 約2年間
S市立A小学校 約1年半
M市立H小学校 約1年間
M市立新H小学校 約半年間
M市立H小学校 約1年間

M市立H中学校 約2週間
Y市立Y第一中学校 約2年間
S市立F中学校 1年間

 これだけ学校が変わっていれば勉強する暇も無かっただろうと思う。

 親の仕事は国家公務員やNHKのアナウンサーではない。ましてやサーカスの団員でも金鉱山の山師でもない。

 転校の一番良いところは、しがらみや都合の悪いことを全部ほっぽり出せることだ。失敗、険悪、汚点は新天地で塗り替えられる。

 そして同様に名声(笑)、信頼、友情、過去の共通体験さえ失わざるを得ない。


 グレたりはしなかったが(その度胸が無い)、後々の性格形成(たとえば人間関係に執着しない、一人が好き、その場限りの協調性に優れている、等)にかなり影響を与えたのは確かだ。


 よく、「人生にリセットはない」と、親がゲーム好きな子に訓を垂れるシチュエーションがある。けれども、小規模なリセットはかように簡単なことだ。


 今度生まれ変わったら、転校の無い子供時代を過ごしたい。

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2010/04/04 19:09
こきりこさん、コメントありがとうございます。

上には上があるものです。10回(ぐらい)ですか。
負けました。そんな問題ではないか。

同意、加えて同傾向、ありがとうございます、と、そうでしたか。

母は今でも言います。
「引っ越しの度に4人の学校の手続きとお寺を探した」と。
どのお寺でも良いわけではなく、曹洞宗(我家の宗派)に限るので、
インターネットのない昔は大変だったはずです。
(特に信心深い、ということではなく、昔は当たり前のことでした)
今の家は古いので、最低一回、引っ越しが待っています。
アバター
2010/04/04 12:34
>>しがらみや都合の悪いことを全部ほっぽり出せることだ。
↑子どもでもそうなんですね。 私はまさしくソレが一番ありがたいです。

>>人間関係に執着しない、一人が好き、その場限りの協調性に優れている
↑これも私もそうです。

うむ。我楽煎兵衛さんも大変だっただろうけど、お母さんもたいへんだった
でしょうねえ。私は引っ越し歴10回ぐらいですけど(県をまたぐようなの
は5回ほど)、もう疲れました。引っ越しは疲れます。




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