輪島のふんどし
- カテゴリ:スポーツ
- 2010/05/22 19:35:47
今日の大相撲で、横綱白鵬は自身初めて「金色の締め込み」を身に纏って登場した。とても鮮やかな色だった。
30年近く前、家の居間のカーテンを母が新調した。今は亡き父が仕事を終え帰宅し、そのカーテンを見た最初の言葉がこうだった。
「なんだか、輪島のふんどしみたいだな」
そのカーテンの色は、当時横綱だった輪島関が愛用していた「締め込み」の色とそっくりだったのだ。母は憤慨したが、夫の言う事ももっともだと思ったらしい。普通なら言い返すところを彼女は堪えた。
それから10年以上居間を飾っていた「輪島のふんどし」は次第に色褪せていき、そのあと地味で無難なグレー系の色のカーテンにその座を譲った。けれども長らく我が家や嫁に行った姉たちの間で「輪島のふんどし」という、他人には何のことだか分からない言葉が言い継がれていったのだ。
金の色を見ると「これ、”輪島のふんどし”みたいな色だね」と言い、過去を振り返っては「あの”輪島のふんどし”、今どこにあるの?」と懐かしむ。
今日大相撲のTVで、光り輝く白鵬の「締め込み」に初めて接した観客たちのどよめきを伴った笑顔を見ていて、30年前の我が家の”古きよき時代”を私は思い出したのだ。
おそらく日本中のどこかで今日、5軒くらいは”白鵬のふんどし”という新たな伝説が生まれたに違いない。
そうですね
それぞれの家族と昔日の思い出に乾杯。
思い出せば、我が家にも金色のカーテンがありました。。。
それは、お客さん用の入り口の廊下にかかっていました…w
午後のお昼時になると、
なんだかとっても暖かそうで、高級に見えてw
今はなき、私の思い出だ。。。w