久石譲の少し昔
- カテゴリ:音楽
- 2010/06/11 14:02:15
久石譲さんといったらあのあご髭とさっぱりとした長めのお顔立ちの、ちょっとしたお爺ちゃん風に見えます(今写真を見たらヒゲが無かった^^; おかしいな)。
ジブリの音楽や映画、TVの劇伴で高名な方です。そんな彼ですが、昔からあのような優雅でたおやかな音楽を創っていたわけではありません。
1989年発表のソロアンサンブル名義「PRETENDER」というアルバムをなぜか所有しています。ジャケットを見てください。かなり斬新です。
http://garakuta-senbei.cocolog-nifty.com/blog/images/2010/06/11/001.jpg
ついでに裏ジャケ。
http://garakuta-senbei.cocolog-nifty.com/blog/images/2010/06/11/002.jpg
このアルバムの中で久石さんはヴォーカルをとっています。甘く透明感のある素敵な声です。歌詞は全編英語で、作詞は宇多田照實氏が担当しています。作曲と編曲はもちろんジョーさん。
このアルバムの前半は軽いAORやノリの良いROCKや細野さんを彷彿とさせるオリエンタルな楽曲が占めており、かなり(当時)最先端な音楽志向を彼が持っていたことを証明しています。
ちなみにジャケットは当時流行っていたエイリアンの美術担当であるH.R.ギーガーの匂いがプンプンしています。
去年NHKの番組で子供たちやオーケストラに向かって指揮棒を振っていたジョーさん。その好々爺然とした風貌と、この「PRETENDER」で格好良いシティーロッカーを演じていた彼の姿とはかなりのギャップがあります。
映画の音楽は寿命が長いです。映画の評価が高ければ、その音楽も同時に永続します。
彼の名前の由来にもなったクインシー・ジョーンズもまた映画で名を馳せました。
それでも、ジブリも良いけれど、甘い声で、いかにも流行りの泡のような音楽を歌った久石譲が
好きだったなあ。
http://www.youtube.com/watch?v=Y7chFW_Fhb0&feature=related
それとこれ。
http://www.youtube.com/watch?v=_h2c3k4FUNs&feature=related
当然一部でしょうが、素敵な音楽ということがわかります。
シンセのこんな使い方は好きです。
初期はミニマル・ミュージックに傾倒したジョーさんですから、
こういった反復はお手の物なのでしょう。
さて、トラウマとは穏やかではありません。
いつかそのお話が許されることを願っております。
個人的には北野たけし監督の「ソナチネ」の映画音楽が一番好きなのです。
何と言っても、
私に「沖縄憧れるけど、沖縄コワイ」と思わせた珠玉のメロディー達。
その破壊力は、一生のトラウマです。。。。www
だって、携帯のアラームは機種変しても、ずっとこれなんだもん☆