Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


若き煎兵衛の恋愛遍歴

またたいそうなタイトルを

歌志内の幼稚園のお姉さん先生は素敵だったよ

札幌に行き小3で席が隣同志だった〇しちゃんとは
先生から見えないことをいいことに互いの陰部を手で押し合っていた
もちろん服の上からね
互いにこの行為を気に入っていたと思う
授業中のあいだだけのこの行為は授業中のあいだだけで終わったので
きれいな関係だったw

傍から見ていたひずるちゃんは眉を顰めていたのだろう



転校先の中二でこのタイトルの展開は一気に花開く
中二同士の他に誰もいない教室で私は告られたのだ
相手はクラス一の美少女
私はぼんくらの委員長
何かを呟いた挙句私は逃走したのだったと思う
(情けないことこの上ない)


女の子ってグループ組むよね
彼女のグループのリーダーはこのぼんくらを助けてくれる優秀な副委員長(多分ハーフ)
二番目は元気一杯なオールマイティーの文化委員(敵知らず)

そして彼女は大人しくて普段は発言もしない
額を半分に分けて常に現状を見つめている真っ直ぐな瞳


彼女たち三人はいつも一緒にいた
「私告ったの」
そんなカミングアウトがなされたとはとうてい思えない
三人の間で調和は継続していた


季節は秋を迎えていた
ダリアとかグラジオラスという花の芋を冬季に保存するために
木片をより細かくした大量の<おがくず>を父は必要としていた
来年の仏壇に花を飾るという責務を負っている母のために


父の勤めていた炭鉱は様々な業態を有していた
本来石炭を産出するためには
副産物である<おがくず>が集積されている場所も当然把握していた


「手伝ってくれ」
父のその言葉に私は軽い腰を挙げた
何のことはない家の近所だ
箱か袋か何を持って行ったのかは忘れたが

木工所の旋盤だか線路だかその片隅に<おがくず>は大量にあった
そしてその片隅に彼女がいた
(間違えていなければ、学校にいるときのそのままの姿だった)


彼女としてはぼんくらな男がなんでここにいるの?という気持ち
僕としてはああまた逢っちゃった!という気持ち

蛇足の情報だが彼女の父の勤務先がこの辺りだったということだ


そそくさと<おがくず>を集め
私は無口なまま何も知らない父と帰宅したのはいうまでもない


秋が過ぎ冬が来て春を迎える頃には
転校が待っていた



箴言     リセットできるよ
御託宣   なかったことにできるよ





ああ まだ 序盤だ
後半(中盤はあるの?)はそのうち!









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2020/08/13 10:20
後半も楽しみにしております




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