Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


カストリ カストロ

 今日の午前中、どこのTV番組か忘れてしまったけど、「粕取り」焼酎という語句が耳と目に飛び込んできた。瞬時に、永年の誤解が解けると同時に、一つの知識の電球が頭の中で点灯したというわけ。


 そもそもカストリという名称がまぎらわしい。どうしてもカストロを連想してしまう。カストロ氏自身は立派な人間ではあるが、ここ日本での取り扱われ様は決して好人物というものではないはずだ。

 カストリ雑誌という名称は、10代後半のSFやミステリを読み漁った時代によく目にした。実際に現物にお目にかかったことはないが、挿絵や写真でだいたいの見当はつく。いかにも怪しげである。戦後の混乱期である。アンダーグラウンドである。


 したがってその雑誌の語源となったカストリ酒については、前述の革命政権樹立者の印象と相まって、なんかメチャクチャ反体制的なイメージが個人的にあったのだ。


 そして今日、TVの「粕取り」で色んなことが明白になった。

 そうか。もともと”粕取り焼酎”はまっとうなお酒なのだ。
 そうか。あの粗悪なインチキ酒をカストリと呼んだのは、いわゆる「俗語」なのだ。
 そうか。カストロとは全く関係が無いのだ。


 少しだけ戦後が近くなった。  (個人的に)

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2010/05/10 14:47
>ひふーむさん。
爆笑です。^^
そっかー、自分を含めていろんな人がいるから
いろんな誤解や曲解が生じますもんね。

実は今コメントを読んで、
「カルスト」だと思い、
『それは山口県の方のの台地(地形)じゃん』と
突っ込もうとして
『カリオストロ? ? え? カリスト?』と気付き、
一瞬わけわかんなくなりました。
アバター
2010/05/10 01:00
「カストリ雑誌」。。。。

私は、初めて目にしたときには、「カリスト雑誌」だと思いました。

「カリスト」と言えば、いろんな意味があるかと思いますが、
私の中の「カリスト」は「カリオストロ」が語源あると断定されております…^^;




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