Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


幻想と怪奇と夕張


カイ・ニールセンの絵を急に思い起こしたくなった
amazonで2冊ポチる
新書館発行になる1冊が先に届き、そこで数10年振りに
訳者としての岸田理生の名に再会した

「あれっ?」
昔の同級生が目の前に突然現れたような、
馴染みある名前に戸惑った

記憶を探る
「そうだ!」
雑誌【幻想と怪奇】の日本特集号に作品が載っていたはずだ
1974年発行のその号は10代の僕にはスペシャルな本だった
前号までのカストリ雑誌まがいな荒々しい装丁とはうって変わり、
しっとりとした触感に帯まで付いた、上質の書籍だったんだ
書庫の一画を目指す
「あった!」
すぐさま手に取り、目次を探す

(時間経過)

記憶違いだった
当該本の当該頁には山口年子の作品が載(あ)った
【かぐや變生】
未読だった

ここから先はメンドくさいので速足でメンゴ

岸田理生はここにいない
記憶を探る
ふっとペーパームーンが浮かぶ
ああそうだった
当時、雑誌【ペーパームーン】を僕は購読していたんだ
書庫の一画を目指す
「新書館発行だったんだ!」
寺山修司か
林清一か
今でもピンとこない面々の次に、インデックスに現れるラインナップは凄かった

萩尾望都、竹宮惠子、山田ミネコ、内田善美、、、、、、
そんな中に岸田理生が居た
ああそうだった
当時、雑誌【ペーパームーン】を僕は購読していたんだ
スマホで検索してみる
初めて知る
きしだりせいはきしだりおという女性だった
物故されて久しい
寺山修司の片腕かあ
深津絵里さんが出ていたトーマの心臓は
岸田理生さんの脚本だったんだね





後日談

岸田理生さんの作品は雑誌【幻想と怪奇】の数巻後に掲載されていた
タイトルは
少女のための吸血鬼百科 ちのみごぞうし


山口年子さんの次作品は上記雑誌の同巻で【誕生】が掲載されていた


③+α
2019年11月に奇跡的な復刻という形で発行された
【幻想と怪奇 傑作選】に、上記の【誕生】が再掲された
その本の11Pで「幻の雑誌、ふたたび」の説明の末尾にこう記されている
[※以下の著訳者もしくは関係者の方の御連絡をお待ちしております。(編集部)
(敬省略、収録順)
矢沢真、八十島薫、琴吹夢外、山口年子、
落合清彦、石村一男]


結局【かぐや變生】は発表されてから半世紀後に初読した
ほのやかに大島弓子先生の「つぐみの森」の香りがした

⑤(おまけ)
ペイパー・ムーンは裏町のパブ
ペイパー・ムーンは別れ話にお似合いね
ペイパー・ムーンは裏町のパブ
ペイパー・ムーンは淋しがりやの吹きだまり

ペイパー・ムーンでたまに逢えればいいじゃない
             作詞 松本隆



通学路の傍に大橋純子さんの実家があったのも良い思い出です
(彼女には出逢えなかったけど、現札幌市長とは学級委員会で逢ったから
まあいいか)
よっ、学年№1! 頑張ってくれい!もうちょっとだ!
別な人に投票するんだけどねw

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2020/05/01 22:40
なんといっても、みのやセントラルステイションが凄かった
あの当時、東京の〇〇、大阪の〇〇、名古屋のみのやセントラルステイションが
うんたらかんたら

〇〇が何だったのかはもはや霧の中
馬鹿テクで、リーダーがうるさくて、なんたらかんたら

まあニトリが植えてくれた夕張の桜の宴で
10年くらい前、凱旋した彼女の歌声を直に聴けたのは良い思い出です
今は廃線になった夕張線の最後の鼓動と同時に
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2020/05/01 20:59
これこれ
https://www.youtube.com/watch?v=AuJ5VGjSTOA
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2020/05/01 20:56
大橋純子、、シンプルラブ 懐かしいなぁ〜

なんかいろいろ懐かしい名前が、、

寺山修司、、、書を捨てよ町へ出よう、、、




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