Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


ニコッとタウン14周年のお祝いをしよう♪


新しい楽器


ある作曲家がスランプに陥った
もう何も書けない
もう何も描けない
もう何も想いつかない
(私は尽きたのか?)

その作曲家が属している(或いはフリーでも)組織の担当者は
その際の、取るべき手段を当に知り尽くしている
簡単だ 新しい楽器を彼、彼女に与えること
そうして、彼、彼女はまた曲を創り始めることができる

え?本当?
本当です

新しい楽器って最新型でも、汎用機でも、今まで無かったトイピアノ
いや、数年前に発売されて広まらなかったものもおk
そういうことなんです

再び彼、彼女は曲を量産し始める
新しく得た生産力は(提供されたイクイップメントのおかげで)数年続く
担当者は一息つく
でも、彼、彼女は時世に流される
それらを繰り返し

そのうち、とうとう
或る日、彼、彼女は気付く、というか悟る

あ、音楽って楽器じゃないんだ
脳内に響くあの振動なんだ

唄声じゃないんだ
楽器音じゃないんだ
機材じゃないんだ
楽器じゃないんだ
真の音を表現したいんだ!

それは産声かもしれない
風が笹薮を通り過ぎる音かもしれない
穏やかな波が打ち寄せる浜辺での、砂との共鳴音かもしれない
イオンが電子と競り合って消滅する際の悲鳴かもしれない


音楽ってそもそも鼓動(heart beat)なんでしょ?
鼓動なら任せて
だって、眠るとき胸に手を置いたままなら
翌朝とんでもないお仕置き(悪夢)を頂きますよね
そんなことは知ってる

その時、脳は、”圧迫”という主体(眠り主)への脅威を感知し喘ぎながら
回避しようとして
空間を飛翔して諸々の危険を回避しようとし
(結果として、♬ わたしは空を飛ぶ 状態)
様々な(夢の中の)クリーチャーの脅威を
時には避けたり
時には交戦したり

今夜はこれまで


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2022/09/12 23:02
はい、お疲れ様でした





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